政治に参加しよう

 突然ですが、政治について書きます。
 理由はもうちょっと情報を集めてから投票に行ってもいいんじゃないの、と思うから。あと、投票意外にも地元の政治家と繋がりを持ってもいいんじゃないの、と思うから。一方的に国会や行政に振り回される生活をいい加減やめてもいいじゃないのさ、という意識を多くの人に持って欲しいから。
 法律一つで私たちの生活は簡単に変わってしまいます。税制が変われば買い物の時ちょっと考えることが増えます。犯罪に関する法律が変わればこれまで当たり前だったことが犯罪になってしまうかもしれません。
 何を当たり前のことを、とおっしゃるでしょうが、私たちの認識で法とは、「どこか遠い国会という場所で作られ、なんかよくわからないけど受け入れなければならないきまり」ではないでしょうか。
 例えば、何か気に入らない政治ニュースがあったとします。テレビや新聞やPCモニタに憤ってみたりします。でも、どうすればいいのかわからない。おっと仕事に行かなくては。不満があっても日常に埋没してしまい、結局は憤ったことも忘れてしまう。そして、選挙があればなんとなくテレビでいいと言ってた政党に投票する。用事があったら行かない。なんとなく面倒でも行かない。
 それが私たちの日常ではないでしょうか。
 私はそこからもう一歩考えと行動を進めて欲しいのです。
 そんなことを言われても、そもそも政治って怖い、恥ずかしい、変な人が集まって叫んでるイメージ、街宣車うざい、投票とか行ってどうなるのかわからない、友人知人に政治の話なんかしたらキモがられる。
 では、例えば、いきなり消費税が100%になる法律が作られそうだとします。嫌ですよね? 私は絶対に嫌です。しかもニュースで報道されない。自分で内容を確かめることもできない。
 ならば調べて確かめればよいのです。
 反対の意思を地元の代議士に表明すればよいのです。
 その出来事を投票に反映させればよいのです。
 反対する旨と、もう投票しないかもよという意志を当該法案に賛成している代議士に直接伝えればよいのです。電話でもFAXでもいいし、直接事務所に出向いてもよい。「請願」「陳情」といったシステムも用意されています。とって食われるなんてことはありません。拡声器で怒鳴ったり拳を振り上げて練り歩いたりする必要はないのです。
 そんなことして何の意味があるんだと思われるかもしれませんが、民主主義において数は力です。重要なのは、当落に関わる人数が反対していると明確に伝えることです。現在の日本は、自分たちの意志が政治を動かしている実感が全く得られない状態にあります。だから多くの人が「政治について考えてもしょうがない」と考え、無関心になっているのです。


 インターネットは実に便利です。地元で誰が議員をやっているのか調べればすぐわかります。その議員はあなたの地域の代表者です。議員は地域住民の訴えを聞かなくてはいけません。議員はあなたの声を国会に伝えることでしょう。消費税100%は嫌だ、という声が全国からたくさん、議員に伝わるように上がれば、消費税100%の法律は取り下げられなくてはいけません。それが民主主義というものです。


 誰も声を上げなければ、議員たちは、「文句がないのだからよいだろう。俺ら選挙で選ばれたんだし」と、消費税100%の法律を決めてしまうでしょう。それも民主主義です。


 私たちの意志(民意)を逸脱した政治に対しては、議員を選んだ私たちが正さなくてはいけないのです。そして正す方法は用意されていて、私たちはそれを知り、行動しなくてはいけないのです。行動する理由は何よりも、自分の生活を守るためです。