ピクミン生態学・ピクミン

 最も長く接するぶん謎も多い。
 わかっていることを列挙する。

植物である。
二足歩行により移動する。
他の動植物を栄養源とする。
巣? である「オニヨン」に栄養源を吸収させ、個体増殖を行う。
オニヨンに吸収した生物にピクミンが寄生する場合もあるようだ。
オニヨンは空を飛ぶ。少なくとも一晩以上の滞空が可能。また、エンディングを見る限り空力的に可能な範囲であればかなりの高度を保つことが可能なようだ。
環境に適応した亜種? が多数存在する。
リーダーとして仰ぐに値する知性体が現れると、それに従うままになる。ただし、リーダーが死亡したとピクミンが判断した場合、リーダーの死骸はオニヨンに吸収され、寄生される。もしくは栄養源となる?
昼間、活発に活動し、夜間は他の肉食動物を避けるため、オニヨンごと空に退避する。
ひとつのオニヨンのピクミンが全滅した場合、何故か一匹だけ再び生まれる。「絶滅」がありえるのかどうかは不明。

 きりがない。
 そもそもピクミンとは何なのであろうか?
 植物でありながら自律移動し、他の生物を栄養源とし、繁殖かどうかもわからない増殖を行う。オニヨンが本体で、ピクミンは手足にすぎないのであろうか? 時期が来たらオニヨン同士が交配を行ったりするのだろうか? リーダー選定の基準は? 知性はあるのか? 個体により遺伝的な差異はあるのか?
 ただ、続編にてオリマーは次のように記している。

他種とのあらゆる関係を積極的に持とうとするピクミンの性質から考え、寄生ではなく共生ではないかと――

 ピクミンは、他のあらゆる生物に自らの遺伝子を刻み込もうとしているのだろうか?