識る/各政党の仕組み

 国会にはたくさんの議員がいます。衆議院に480人、参議院に242人です。彼らは話し合って日本をどう動かしていくか決めるわけですが、何百人もの人間がばらばらに話し合っても、一方向に結論が出せるはずがありません。そこで、思想や政策に共通点のある人々が集まって、意見を集約化し、話し合いをスムーズに進めるわけです。共通点のある人々は「政党」という単位となり、国会において最多数派つまり政権担当を目指します。「政権」とはつまり、多数決で常に勝つ人数を確保できる力のことですね。政権を担当する政党のことを「与党」と呼びます。その他の政党は「野党」と呼びます。国会は基本的に与党の思うように運営されるわけですが、野党の存在が無意味であるかというとそういうことではありません。与党の法案に対案を出したりして、よりよい政治が行われたり、有権者にアピールしたりするわけです。


 で、私たち有権者は各政党がどのような政治を標榜するのか知り、投票その他の政治参加の判断材料にしなくてはいけません。今回はそういう話。
 「もはや政党単位で考えるのは無意味だ」と考える向きもあるでしょうが、議員たちは政党の方針に拘束されることも多いですし、やはり判断材料として重要であると考えます。


 政党の思想や政策は、主に支持者によって決まります。例えば政党Aに対し、「IT事業を推進するべき」と強く考える支持者が1000万人いれば、その政党は「IT事業を推進するべき」という政策を採らざるを得ません。反故にした場合は、彼らが投票してくれなくなるからです。投票してくれなければ、当選して国会議員になることができません。国会議員になれなければ彼らはただの無職になってしまうかもしれません。
 逆に、思想や政策によって支持者が決まるとも言えます。政党Bが「農業を推進するよ」という政策を掲げれば、農家やその関係者が支持者として得られやすい、というわけです。
 政党とは、「どのように人を集めるか」を目的にしたものだとも言えるわけです。


 「支持してもいいかな」と思える政党のポイントとして、私は次の三つを挙げます。
1.政策が自分や自分の属する共同体に害を及ぼさないこと
 「得をする」ではなく「損をしない」で選びましょう。なぜなら選ぶと損をする政党ばかりで、損をしない政党を探すのに苦労するのが現在の日本の政治だからです。
2.幹部の独裁体制ではないこと
 党内が独裁体制だと、幹部が暴走した際に止める手立てがなくなるからです。
3.支持層が自分の考えと著しく異ならないこと
 変な思想団体と一緒に支持するのはちょっとアレですね。


自由民主党自民党
私がくどくど説明するよりも、公式サイトを見ましょう。
http://www.jimin.jp/index.html
次にWikipediaに頼りましょう。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E7%94%B1%E6%B0%91%E4%B8%BB%E5%85%9A#.E9.9F.93.E5.9B.BD
 ながーいですね。人物名の羅列されてるところや年表は飛ばしましょう。
 第二次大戦後から、長期に渡って政権与党で在り続けた自民党は、多くの代議士と支持団体がごっちゃに入り組んでいます。どういった政党なのか表現するのは難しいですが、あえて言うなら「どうにか日本の平常運転を続ける政党」でしょう。人が多く歴史が長いため、あまりはっきりした思想は打ち出さず、どのようにも変わる可能性があると言えます。前述の三つのポイントに照らし合わせると、


1.政策が自分や自分の属する共同体に害を及ぼさないこと
 公式の政策をざっと読んでみましょう。「自分には関係ない」と思ってしまうようなことが多いのではないでしょうか? つまりひとまず致命的な害にはならないということです。
2.幹部の独裁体制ではないこと
 前述の通り、人が多く党内での派閥も多く、独裁ではないようです。
3.支持層が自分の考えと著しく異ならないこと
 国内最大の宗教団体「創価学会」がバックについている公明党と連立を組んでいるのが気になりますね。


 自民党政府の失態を叩くニュースが目に付きますが、他に支持する政党がないというのが現状です。


民主党
 例によって公式サイトとWikipediaを読みましょう。
http://www.dpj.or.jp/
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%91%E4%B8%BB%E5%85%9A
 やはり長いですね。
 これもざっと読みましょう。


1.政策が自分や自分の属する共同体に害を及ぼさないこと
 害を及ぼす政策が山盛りです。支持層に外国人団体があり、そこを重視した政策が私たちにも国全体にも致命的です。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1412196434
http://f47.aaa.livedoor.jp/~practice/001.html
2.幹部の独裁体制ではないこと
 党首の小沢氏以下、幹部の言うことには誰も逆らえないようです。
3.支持層が自分の考えと著しく異ならないこと
 はっきり日本と敵対する外国勢力が与しているのが致命的です。


 外国のスパイ組織であると断じてしまっていいでしょう。そのような政党が二大政党の一角に存在する現状に私たちは危機感を抱くべきです。本来その危険性を報道するはずのマスコミは残念ながら彼らの見方です。


日本共産党
http://www.jcp.or.jp/
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%85%B1%E7%94%A3%E5%85%9A


1.政策が自分や自分の属する共同体に害を及ぼさないこと
 非常に現実離れした政策が特徴です。そもそも共産主義自体が、多くの弾圧や虐殺を生んできた歴史があります。
2.幹部の独裁体制ではないこと
 議席が少なく、よくわかりません。
3.支持層が自分の考えと著しく異ならないこと
 共産主義思想とそのたどってきた経緯は知れば知るほど恐ろしくなります。


 まあ、ないです。うわべだけ聞いてハマらないようにしましょうね。


社民党
http://www5.sdp.or.jp/
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E6%B0%91%E4%B8%BB%E5%85%9A_(%E6%97%A5%E6%9C%AC_1996-)


1.政策が自分や自分の属する共同体に害を及ぼさないこと
 実現可能かどうかはともかく、聞こえのいい政策が多いです。
2.幹部の独裁体制ではないこと
 議席が少なく、よくわかりません。
3.支持層が自分の考えと著しく異ならないこと
 北朝鮮と仲良しのようです。誘拐国家の支援はしたくないですね。


 掲げる理想は悪くないのですが、バックと中身の構成が真っ黒なようです。


公明党
http://www.komei.or.jp/
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AC%E6%98%8E%E5%85%9A
 宗教団体「創価学会」のための政党です。
 ……あまりにもマイナス情報しかなくて、説明する気が失せます。googleyoutubeニコニコ動画で「公明党」「創価学会」で検索してみましょう。
 絶対に投票してはいけないとわかるはずです。


■その他小さな政党・無所属
 書くのが面倒です。熱心な方はどうぞ。




 なんということか、辛うじて1.2.3.を満たすのは自民党だけです。他の政党は日本国民軽視・外国勢力重視の姿勢があまりにも強すぎます。民主党を始めとした政党の掲げる政策は大多数の国民にとって致命的なものが含まれ、政権を取った途端にそれらが決定されるのが明らかです。そうなればもう私たちはのんきに毎日を過ごすことはできなくなるでしょう。他の政党がどれだけニュースで叩かれようと、私たちは(政党単位では)自民党を支持するしかないのです。そして、普段から監視を強め自民党内部の自浄力を高めるしかないのです。